最初に期限と責任者を確定する
PCT出願の中国国内段階移行では、確認済みの期限、正しい出願記録、中国語翻訳の計画、明確な提出指示を一体で引き継ぎます。PCT出願だけで中国特許が得られるわけではなく、中国国内段階でCNIPAが審査します。
2026年9月10日に確認された英語原稿では、WIPOの期限表に中国の通常の国内段階移行期限が優先日から30か月と記載され、追加料金を伴う一定の遅延移行も説明されています。ただし、それを予定日として利用せず、実際の出願記録に基づき中国代理人に期限を確認してください。複数の優先権がある場合や優先権がない場合の起算日も個別に確認し、確定日、責任者、社内指示期限を同じ記録に残します。
移行ルートと指示権限を決める
中国国内段階への移行時に、発明特許または実用新案のどちらで進めるかを、保護対象と目的に応じて確認します。中国に常居所または営業所を持たない外国出願人は、適法に設立された中国特許代理機関を通じて手続する必要があるため、代理関係を早期に整えます。
外国代理人が調整する場合、誰が出願判断を承認し、誰が技術質問に答え、誰が正式報告を受けるかを明記します。利益相反と秘密保持の確認前は、公開番号、非機密の当事者情報、期限、事業目的だけを共有します。
一つの正本記録を作る
利益相反と秘密保持の手続後、版表示を付けた一つの引継ぎフォルダを作ります。不足資料は後の版で黙って置き換えず、欠落として明示します。
- PCT出願・公開番号、国際出願日、全ての優先日。
- 原出願書類と国際公開書類を別々に明確表示したもの。
- PCT第19条・第34条補正と関連する陳述・報告。
- 現在の出願人・発明者情報と変更通知。
- 国際調査報告、見解書、利用可能な国際予備審査資料。
- 中国で選ぶルート、事業目的、予算、未決定事項を記載した短い指示書。
中国語翻訳を版管理する
明細書、請求項、要約、図面中の文字など、必要な中国語翻訳を出願準備の一部として計画します。国際段階の補正を中国手続の基礎とする場合は、原文と該当補正文の両方を渡し、必要な翻訳・提出セットを中国代理人に確認します。
全ファイルに版番号を付け、既存用語集と技術質問への回答者を指定します。用語の好み、翻訳訂正、請求項補正の提案は異なる指示です。別の一覧で管理し、承認者を記録し、最終承認済みの原文と中国語文を一緒に保存します。
見積りに移行後の業務範囲を明記する
文書量、請求項数、言語、補正、ルート、期限、追加レビューを伝え、書面見積りで次の項目を分けます。移行料金を、その後の全ての審査対応を無制限に含む料金と解釈してはいけません。
- 政府手数料と、適用される遅延・追加料金。
- 記録確認と国内段階移行準備の専門業務。
- 翻訳、技術レビュー、図面準備。
- 実体審査請求、拒絶理由通知への応答、維持年金など移行後の業務。
提出証拠と次の期限で引継ぎを閉じる
提出後、実際に提出した書類一式、出願・支払記録、次の行動を記載した報告を受け取ります。完了事項と、公式通知または追加指示待ちの事項を区別してください。移行後も期限管理は続きます。発明出願の実体審査請求等について、どの規則が案件に適用され、誰が行動するかを中国代理人に確認します。
本稿は一般情報であり、個別出願の期限計算や法律助言ではありません。案件を進める際はWIPO・CNIPAの公式情報源とその時点の規則を個別に確認してください。特許付与その他の結果は保証されません。

